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Posted by みやchan運営事務局 at

2013年11月07日

「噛む」と「神」

最近、日向市は“かみつきザル”が話題となりました。
捕まってほっとする一方で、どうしてそうなってしまったのかなー…
と、考えているうちに和く和くが発動。

かみつきザル、神つきザル…
もしや!?と思ったら「噛む」と「神」、噛むが神の語源だと言っている方がいました。
(ちなみに「神」には、“隠り身”や“熊”など諸説あります)

“語源としての「かむ」は、単純に「噛む」という行為をあらわすだけのことばだったのではない。「気づく」感慨から「か」という音声がこぼれ出る。そして、立ち止まる感慨から「む」ということばがこぼれ出る。「かむ」とは、ときめいて立ち止まること。これが、「神(かみ)」の語源だ。”ということです。

古代の酒造りで「口噛み酒」というものがあります。
米などの食物を口に入れて噛むことで、唾液中のアミラーゼがデンプンを糖化させる。それを吐き出して溜めておくと、野生酵母が糖を発酵してアルコールを生成するというもの。
神楽ではお酒を飲むことで神に近づき、交歓するように、神と酒とは深いかかわりがあります。
酒を生み出す“噛む”という行為に、“神”の存在につながるものを見たとしても不思議ではないですよね。

ちなみに上あごが“火”で下あごが“水”、合わせると火水(かみ、神)となり、噛めば噛むほど神になるという思想もあるそうです。

噛む=食べる、いのちをつなぐこと、すなわち神事。
噛みつくと神尽くかも・・・
よく噛んで味わってときめいて、神の力を身につけましょう。



  


Posted by カワノ at 09:42Comments(0)うんちく

2013年11月07日

龍神の吐息

先日、大御神社の古代勉強会〈最終回〉に参加してきました。
講師は今回も、熊本からお越しいただいた古代巨石文化・ペトログリフ研究家の武内一忠さん。

必死でメモを取ったら、約2時間の講義でA4のノート5ページがびっしり埋まりました。
前回に比べたら少しは理解できましたが、完全に頭がパンクしました~(;´Д`)
龍神の話が出てきて面白かったので、お伝えしたいと思います(※聞いたままではないので、想像が入ってるかもしれませんがご了承ください)。

「龍/dragon」は世界の様々な場所に伝説がありますが、どこも“退治する”とか“封じ込める”といった対象のようです。
しかしながら、吹き抜ける風や闇夜を漂う河の流れなど、体感的には“守り神”として考えているのも面白いところです。
龍は火山の象徴であり、雨をもたらす象徴です。
空にわっと雲がわいて、雷(いかずち)が鳴る。それは古代の人にとって恐ろしい存在でありながら、祈りを捧げると恵みの雨をもたらしてくれる有難い存在でもありました。
古代シュメール文明では、天神アン(=北極星)を最高神として崇めていました。当時の北極星はりゅう座の中にあって、アンが龍神を治めていると考えられていたということです。
最近、太平洋沖に太陽系最大の火山が見つかったと話題になっています。
太陽系最大の火山、すなわち超巨大な龍。大御神社を頭として、阿蘇の火山に続く龍神が共鳴していてもおかしくはありません。
“Breath of God”というのは、龍神の吐息。大地の気が揺れている、その目の前で大御神社の宮司は毎朝禊をして、その鳴動を感じ取っているはじめの人ではないかと武内さんは言ってます。

台風18号が大きな被害を残していきました。以前京都に住んでいたので、本当に信じられない光景でした。
龍のなす業なのでしょうか。そしてこの出来事は私たちに何を問いかけているのでしょうか。
被害にあわれた地域の皆さまには心からお見舞い申し上げます。

大御神社の本殿。武内さんはこの岸壁が龍の頭そのものだと言います。



  


Posted by カワノ at 09:47Comments(0)大御神社

2013年11月07日

まめんち母さん

日向の素敵な自然食品のお店「まめんち母さん」。

こじんまりと可愛いお店の中には、無農薬・無添加の自然食品がたくさん並べられています。
また、隣には飲食スペースもあって、お昼はそれらを使ったお食事をいただくことができます。グリーンカレー(890円)や雑穀定食(750円)など、手軽な価格でメニューも様々。提供する食材はすべて出所を明らかにされていて、安心して食事をすることができます。

ご夫婦二人三脚で営んでおられるのですが、二人のやりとりを見ていると思わずにっこりしてしまいます。
二人が出会った時、それぞれが相手のことを“変な人”だと思ったそうです。お互いのエピソードを話す二人の楽しそうなこと。そして本当に“変”なこと!(笑)
初デートは何と“お墓”だったそうです。真鍋さん(ご主人)いわく、誰にも邪魔されない場所だから。
範子さんはいくつかお聞きしましたが、衝撃を受けたのは子ども時代にホームレスの弟子入りをしたこと。座っているだけでお金をもらえると思ったから。
そんな二人が出会ったらやっぱり面白いことが起こります。
結婚式は参列者みんなでおいちょかぶをして、最後は花嫁が勝利したそうです。

そんな楽しいお二人ですが、本当に色々な勉強もされていて、目の前のいいことも悪いことも見て、どうしたらいのちを救えるのかと真摯に向き合っておられるのを感じます。
私はあまり食についての知識はありませんが、お二人が「食」にたどり着かれたことに大きな意味があるような気がします。

ちょっと照れながらつくってくれた和が嬉しかったです。これからも仲良しで、日向の食を豊かに守っていってください(^^♪

まめんち母さん
0982-55-0064
宮崎県日向市北町1-65
定休日 毎週日曜・毎月10日
お店 10:00~19:00
食事 11:30~14:30



  


Posted by カワノ at 09:52Comments(0)お店

2013年11月07日

ラピタ

ちょっと更新が途絶えてしまいました。。先日の古代勉強会からもう一つ。

“巨石文化”を伝えていったのは、海洋民族だとされています。
海洋民族の一つ「ラピタ」は、本格的な航海技術をもって、河岸神殿を建てながら環太平洋をめぐっていきました。

その碑に記されていたのが「ス・メラ」という文字だそうです。
(「カムヤマトイワレヒコスメラミコト」のように、スメラとは天皇につけて敬意を示す接頭語)

さて、その海洋民族にとって“水”は大変貴重なものなので必ず押さえていました。
その方法とは、海から“ピラミッド”=山を見つける。そして河口の砂から地質を調べる。
古代の民は、水を枯らさないためには森が大切だということを知っていて、そのためにお宮を建てていったとのことです。
しかし今は道路を建設したりして、水取場と頂上が断絶されてしまっていたりするのですが…

ちなみに古代人たちが目指した、死の海を渡った先にある、水が絶えることのない、不老不死の水があると言われる「東海の蓬莱山」とは日本のことではないかと、古代巨石文化・ペトログリフ研究家の武内一忠さんは仰っています。

写真は、以前にお舟出クルーズで撮影した、日向のピラミッド・米の山。標高192mとそれほど高い山ではないのに、住民の人の記憶では、どんなに雨が少なくても水が枯れたことはないそうです。ここも古代人の水取場の目印だったかもしれませんね。

  


Posted by カワノ at 09:55Comments(0)日向岬・市街地周辺

2013年11月07日

カムヤマトアートフェスティバル 日向大神楽

2012年から2020年にかけては「記紀編さん1300年」。『古事記』『日本書紀』という日本人にとって大切な書物が編さんされて1300年、記念となる二つの年をつないだ大切な9年間です。

その9年間をかけて、神話に込められたメッセージを現代に伝えることを目的に立ち上げられた、「カムヤマトアートフェスティバル」のお知らせです。
昨年は日向岬グリーンパークで、“日本の岩戸開き”をテーマに幻想的な夜を演出しました。

今年は日向市駅前へと場所を移し、神話の世界が織りなすアート空間をつくります。



~記紀編さん1300年~
カムヤマトアートフェスティバル
「日向大神楽」

11月3日(日)15時~20時
日向市駅前交流広場

昼は神様と遊ぶ楽しいイベントやライブペイント、夜は現代神楽のステージと和の灯りをお楽しみください。カムヤマトによる飲食コーナーやフリーマーケットもあります。


●「神様クイズ」15:15~ 
大人も子どもも参加OK♪勝ち抜いた方には賞品があります!

●「神様パレード&神様を探せ!」16:00~ 
会場内にいる神様を探してシールを集めよう。全部集めたら、神様グッズがもらえるよ!

●「竹灯ろう点灯式」17:00~ 
2000本の竹灯ろうをみんなで点灯します。チャッカマンをご持参ください。

●「声優・池田知聡による神語り」17:15~ 
クレヨンしんちゃん(小山よし治)・忍たま乱太郎(里芋行者)など出演アニメ多数

●「カムヤマトメインステージ&餅まき」18:00~ 
神話の世界観で描くカムヤマトメインステージ。
フィナーレは八百万の神による餅まきです。
<出演>三上敏視(太鼓)・フラスタジオ マカニオルオル(古典フラ)、ししかばや(バンド)、ちりん+.(ファイヤーダンス)、にっぽん座、hou(歌)他


▼イベントのFBページはこちら
https://www.facebook.com/comeyamato.hyg

  


Posted by カワノ at 09:57Comments(0)イベント情報

2013年11月07日

大御神社 門前いち

伊勢神宮の式年遷宮も終わりましたが、実は日向にも「伊勢」という地名があります。
それは、大御神社のある伊勢ケ浜。
大御神社が伊勢神宮の元元宮であると言われる所以の一つです。

天皇は代々天照大神をまつり、住まいを移す時には、お宮とその周辺の地名も一緒に移動させたということです。

さて、この伊勢神宮の元元宮説をはじめ、「君が代」に詠われる“さざれ石”や“龍神伝説”など、今話題のスピリチュアルスポット・大御神社の門前である、伊勢ケ浜の町で新たな催しが始まります。

日向の味わいであるハマグリ等を味わえる“食のいち”や、龍神や巨石文化など古代に思いをはせる“体験のいち”など、地元住民と大御神社を愛する人々が一体となって賑わいをつくります。

10月13日と11月10日の2回、行われる予定ですので、お時間のある方は足を運んでみてください。



「大御神社 門前いち」

日程:10月13日(日)・11月10日(日)
時間:午前10時~午後3時
場所:大御神社横 伊勢ケ浜観光駐車場
主催:伊勢ケ浜門前にぎわい「いち」実行委員会

〈食のいち〉
・割烹旅館はまぐり荘(はまぐり飯と焼きはまぐり)
・陶房「六峰」(陶器)
・西林(ミニ盆栽)
・いまやん(自然食品)
・まめんち母さん(こだわりメンチカツ&ドリンク)
・ちえさんの店(ハンバーガー)
・歴史観光ボランティア平兵衛さんの会
・日向市観光協会(日向のおみやげ)
・実行委員会によるぜんざい、ソフトドリンクなど

〈体験のいち〉
・勾玉づくり体験
・はまぐりを使った製作体験
・日知屋城址歴史散策ガイド

  


Posted by カワノ at 09:59Comments(0)イベント情報

2013年11月07日

十五夜祭

県北三大祭りの一つである日向の「十五夜祭」。
富高八幡神社の秋の例大祭です。

その起源は、“源氏と平家”の歴史につながります。

富高八幡神社の創建は平安時代の末期、元暦年間(1184~85)。
源氏の那須与市(なすのよいち)と工藤祐経(くどうすけつね)が、日向に落ち延びてきた平家攻めの拠点と同時に鎌倉の鶴岡八幡を勧請して神社を造営。
兵の士気を鼓舞したのが、祭りの始まりとされています。

祭礼が催されるようになってから豊作が続くようになったと言われており、現在まで五穀豊穣・商売繁盛を願って祭りが続けられています。
厄年の男衆による神輿ほか、道中神楽も奉納されます。
また各舞踊隊によるパレードやステージイベントなどもあります。

今週末の日向は賑やかになりそう(*‘ω‘ *) 私も今年初めておじゃまします♪

日程:平成25年 10月12日(土) ~ 13日(日)<小雨決行>
場所:日向市駅前交流広場・あくがれステージ
主催:日向十五夜奉賛会
[お問合せ] 0982-52-5131(日向商工会議所内)

  


Posted by カワノ at 10:00Comments(0)イベント情報

2013年11月07日

ご利益タクシー

日向にある「上日向(かみひゅうが)タクシー」さんと、11月3日に開催される「カムヤマトアートフェスティバル 日向大神楽」のコラボ企画として『“神”日向タクシー』を運行をすることになりました。

見た目は他のタクシーと全く同じですが、よく見ると行燈とボディの文字が“上”ではなく“神”。
日向市内、宮崎県内で1台のご利益タクシーです。
車体番号には、末広がりの「888」を採用しています。

イベントとあわせてこちらも注目してみてください♪

昨日21日が出発式で、11月3日の24時までは、カムヤマト開催記念として乗車された方に限定で「神日向乗車記念券」をお渡しいたします。
宮崎は今、古事記編さん1300年と日本書紀編さん1300年をつなぐ「記紀編さん1300年」。神話の地でこういった楽しみが増えるといいですね~

▼カムヤマトアートフェスティバル Facebookページ
https://www.facebook.com/comeyamato.hyg



  


Posted by カワノ at 10:02Comments(0)日向岬・市街地周辺

2013年11月07日

ひゅうがの灯り2013

暗闇の中でも迷わないように
眩い光でなくてもいい
誰かの足もとを照らす灯りでありたい
わたしたち一人一人が、愛や希望という名の光
思いは一つ、世界も一つ
小さな灯りたちがそんなメッセージを
伝えてくれそうな気がします


100万人のキャンドルナイト in 日向。
「ひゅうがの灯り2013」
2013年11月9日(土) 17:30~19:30
日向市駅前交流広場「ひむかの杜」
〈入場無料・雨天決行〉

今年は約5000個の廃油キャンドルに光が灯され、その中で朗読や音楽などのイベントも行われます。
このイベントは日向の女性たちが中心となって行っており、キャンドルの制作にはボーイスカウトの子供たちのほか、日向高校・富島高校・日向工業高校の生徒たちも協力しました。
夜はだいぶ冷えるようになった日向ですが、心温まる夜になりそうです。
点灯には一般の方も参加できるということですので、希望される方はチャッカマンをご持参ください。

●おはなしとおんがくの森
朗 読:横山美和
ピアノ:日高奈津季
ベース:大西映光

●ライヤー弾き語り
工藤十三夜

●日向市民吹奏楽団


~「キャンドルナイトフォトコンテスト」~
イベント終了後にキャンドルナイトで撮影した写真を募集し、コンテストを行います。作品の展示場所と期間は以下。上位3作品には賞品が用意されています。

宮崎銀行日向支店:12月9日~12月24日
日向市駅舎:12月25日~1月14日

※お一人様2点まで
※プリントした写真(2Lサイズ)の裏に、ご住所・お名前・電話番号を記入し、日向商工会議所(〒883-0044 日向市上町3-15)まで持参または郵送でご応募ください。
応募締切:11月30日(土)


主催:日向商工会議所女性会
助成:日向市ひまわり基金事業
問合せ:0982-52-5131(日向商工会議所)



  


Posted by カワノ at 10:04Comments(0)イベント情報

2013年12月26日

12月26日の記事

「オイリュトミー」という言葉を聞かれたことがあるでしょうか?
オイリュトミーとはシュタイナーが創った、教育のカリキュラムにも使われる動きのワーク。
その不思議な響きに導かれ、体験講座にお伺いしたのが今年の7月。講師の内村繁子さんにお話を聞かせてくださいとお願いしてから、ようやく実現することができました。

内村さんは、22年の経歴を持つシュタイナーの研究家。
子育て中に「シュタイナー哲学」と出会い、子連れで渡米され、その教育とゲーテの自然科学を学ばれました。現在は幼稚園などでオイリュトミー(西洋の気功)や療法的な音楽の時間を持っておられるほか、大人向けの体験講座なども実施されています。現在、日向市在住。


●シュタイナーとは
ルドルフ・シュタイナー。20世紀はじめのオーストリアの神秘思想家。教育、芸術、医学、農業、建築など、多方面に渡って語った内容は、弟子や賛同者たちにより様々に展開され、実践された。中でも教育の分野において、ヴァルドルフ教育学およびヴァルドルフ学校(シュタイナー学校)が特に世界で展開されている。

●シュタイナー教育理論の特徴
人間の魂から身体までを、意識の座である「自我」、感情と印象の座である「アストラル体」、生命の座である「エーテル体」、物質から成る「肉体」の4層に分けて理解する。肉体が誕生しても他の3層は未分化の状態であり、7歳のときにエーテル体が自律、14歳のときにアストラル体が自律、21歳のときに自我が自律するとされ、各段階に分けて人間の成長を理解することが重要視される。

-Wikipedia


今回、内村さんにお話を聞いてみて“シュタイナー”には霊的な背景があり、人間のすべてに関係しているということを知りました。
一般に五感と言われる人間の感覚ですが、シュタイナーには“12”の感覚があります。
例えば「嗅覚」も“善悪をかぎ分ける”感覚など、魂や精神、霊的なものに関わることで構成されています。

 >聴覚・視覚・触覚・味覚・嗅覚
  運動感覚・熱感覚・平衡感覚・言語感覚
  思考感覚・自我感覚・生命感覚

これら一つ一つについて感覚を開いていくワークがあるそうです。体験によって感覚を発見し、開き、それらを自我によってコントロールすることを覚えていきます。


では、内村さんがシュタイナーの中でもフォーカスしている「オイリュトミー」とはどのようなものなのでしょうか。
オイリュトミーは“動きの芸術”とも言われ、舞台でやるのが元だそうですが、複数人数で、体を動かしながら一つの“形”を成します。
多くの人数でぶつかることなく延々と動き続けていけるのが不思議な感覚でした。
頭と心、体をすべて動かして、バランスを取りながら、自らの感情体の広がりを感じます。段々と気の流れがまわりと一つになり、エネルギーが増していきます。

このような動きの表現は“宇宙”に由来しています。
なぜなら私たち人間は知らず知らずのうちに、12星座の惑星の力を受け取っているからです。
私が体験させていただいたのは“八の字”でしたが、内村さんが後から発見されたそうですが、この八の字の動きは「アナレンマ※」という天体の動きと酷似していました。
(※一年を通して同じ場所で同時刻に太陽を撮影し、画像を合成してはじめて浮かび上がる形。)

このような表現を通じて得られるのは、いわば宇宙がこちら側を向いてくれているという感覚。
畏敬の念は、不安と対極にあり、免疫力・生命力を上げることにつながります。
内村さん自身、シュタイナーの学びを通じて、「人生って楽しい!この学びがある限り大丈夫」って思えたということです。

オイリュトミーをやる究極の目的は、未来へ向かうこと。かつて人間も理解していた草木や風の囁きが、いつかまた分かるようになるのではないかと内村さんは言っています。

是非そんな素敵な未来へ向かいたいです(*‘ω‘ *)


▼内村さんの直近のオイリュトミー体験講座
「大人の寺子屋 第4回」
12月26日(木) 19時半~21時半
大王谷公民館・定員50名

▼内村さんの体験講座はこちらのブログで紹介されています。
ホリスティックヒーリングガーデン美葵~みぃあ~
http://ameblo.jp/mia-holis/



  


Posted by カワノ at 11:13Comments(0)日向神インタビュー

2013年12月26日

県民大学

先日宮崎市であった「神話のふるさと県民大学」に参加してきました。
講師は、奈良大学文学部教授の上野誠さん。
大学の先生なのに内容は講義のような感じではなくて、日本人全員に聞いてほしいメッセージだと思ったのでシェアいたします。


「日本神話からのメッセージ」

私が私であるのは、私に関わる物語があるから。
哲学者・梅原猛が「人が経験をするのではない、経験が“人”をつくるのだ」と言っているように、一人一人に物語がある。
それは日本という国についても言うことができる。
集団や地域、氏族のアイデンティティは“物語”として語られ、それはなぜ私たちはここにいるのかを説明している。

災害などがあった時、位牌を持って逃げようとするのはなぜか。それが先祖と自己のつながりの証だから。
神話はそれらと同じことが言える。
8世紀の人達が自分たちの祖先をどう考えていたかを表したもの、それが神話。
今につながる系譜、こういう人たちが頑張ってきたんだよっていうことを神話は語っている。
個人の自負、地域の自負、国の自負…そういうものを、戦後教育は教えて来なかった。
戦前の皇国史観、戦後はそれを否定すればよかった。
しかし世の中は変わった。

神話が歴史的事実かどうかを問題にすることがあるが、それは近代的実証主義であり、ドイツの思想が入ってきてからの流れ。
正しいかどうかではなく、信じるか信じないか。

最も日本的なメンタリティとは“お天道様が見ている”という感覚。
太陽に向かう生き方を、日本神話は示している。
日向は、朝日の直刺す国、夕日の日照る国・・・
太陽に恥じない生き方を、日向はその名に背負っている。

ニニギノミコトが天の理想を地上にも実現するために天降った(天孫降臨)、それはここから出発するのだという明確なメッセージ。
神武東征(神武天皇が大和平定を目指して旅立つ物語)が伝える、日向は太陽に向かって旅をはじめるところ。
旅をはじめる心とは、明日を信じる生き方。
生きて今ある。今、ここに。


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「神話のふるさと県民大学」

記紀編さん1300年・県内外の多彩な講師陣によるリレー講座を県内各地で実施しています。
残り2回の講座(次回は応募締切)と講演会があります。

2014年1月25日(土) 宮崎県立美術館
 鎌田東二
 「古事記ワンダーランド 出雲/日向/熊野/大和/伊勢
  土地の霊性」

2014年2月23日(日) メディキット県民文化ホール
 斎藤孝
 「声に出して読みたい古事記 -日向神話と日本人-」

▼詳細・お申込みはこちらから
http://www.kanko-miyazaki.jp/mimiyori/2013/20130906kenmindaigaku.html



  


Posted by カワノ at 11:26Comments(0)うんちく

2013年12月26日

日要上人500遠忌 記念事業

悪霊を鎮め、祈りを込めた要石は
半世紀のときを超えた今もここにあり
偉人の功績を称えるとともに
愛する土地を守り抜く意志は受け継がれ
美しい華となって咲き誇ります


『日要上人500遠忌 記念事業』

今年は、室町時代を代表する名僧「日要」の没後500年にあたります。
日要とは、細島出身で、日蓮宗本山妙本寺の第十一代座主となった偉人。「的祈念」と呼ばれる細島の年中行事の元となった伝承にちなんだ人物でもあります。
細島の人たちは日要の功績を誇りとして代々守り伝えてきましたが、今回の500遠忌にあたり、宗教や宗派を超えて細島の町をあげた記念行事を行います。
初となる「お万灯行列」は、九州内でも数ケ所でしか行われていないらしく、貴重な機会となりそうです。また、法要や餅まきが行われるほか、鉾島神社・観音寺・妙国寺で、限定の記念札が配布されるということです。
お万灯行列とは、桜の花の装飾を施した灯籠提灯に纏(まとい)、団扇太鼓、鉦、笛で構成された講中が練り歩くというもの。元々日蓮上人の命日に行われる行事・御会式の中で行われていたもので、日蓮上人が亡くなった際に季節外れの花が咲いたという故事に由来しているそうです。


日時:
 平成25年12月15日(日) 12~16時
場所:
 日向市細島妙国寺、御開山(本要寺跡)、他
行程:
 12:00~ 万灯行列
     (妙国寺⇒庄手向・八坂・地蔵⇒妙国寺)
 13:30~ 妙国寺での法要及び境内にて万灯講、味噌汁の振舞い
 14:30~ 万灯行列
     (妙国寺⇒八幡・高々谷・宮の上・伊勢⇒御開山)
 15:00~ 御開山での法要及び餅まき
 15:30~ 万灯行列
     (御開山⇒妙国寺)


●日要について

日要は永享8年(1436)、細島に生まれ、幼少のころから法華経を学びました。
延徳元年(1489)には安房国(千葉県)、日蓮宗本山妙本寺(現在の保田妙本寺)の第十一代座主となりました。
勤皇家としても知られ、当時朝廷に謁見することが許された数少ない人物のひとりでもあったということです。
晩年日向に帰国してからは、細島で近郷住人の教化に努め、永世十一年(1514)に79歳で亡くなりました。
本要寺跡「南無妙法蓮華経」と題目を刻んだ自然石が、日要の墓です。


●的祈念について

文明18年(1486)、日知屋城主であった伊東祐邑が、本家の乗っ取りを企てているという噂が広がり、都於郡の伊東本家から送られた刺客に斬殺されるという事件が発生しました。
ところが、その後伊東本家では、病で苦しみ亡くなるもが出たり、刺客を送り込んだ家臣も切腹に追い込まれるなど不幸が続きます。さらに、夜な夜な白馬にまたがった祐邑の亡霊が細島のまちで暴れ、細島では疫病が流行りました。
これを鎮めるため、日要は鬼面を拵え、伊太郎と伊次郎の兄弟に、これに向けて弓矢を射させました。そして日要は経石を海に沈め、以後、亡霊が出ることはなくなり、的祈念祭として現在まで受け継がれています。


<主宰>
日要上人500遠忌奉賛会
僧日要上人500遠忌実行委員会



  


Posted by カワノ at 11:29Comments(0)イベント情報

2013年12月26日

「日要上人 第五百遠忌」 レポート

「日要上人 第五百遠忌」に参列してきました('ω')

この日のために県内外から集結した僧侶たちによる法要にはじまり、最後は一社二寺(鉾島神社/観音寺[曹洞宗]/妙国寺[日蓮宗])による“経”と“祝詞”の唱和、“南無妙法蓮華経”の中での玉串奉納・・・
宗教・宗派を超えた祈りの姿、町の結集に鳥肌の連続。この機会に立ち会うことができて、本当に感激でした。

きっと、ほとんどの方が「日要上人て誰やねん!?」て感じだと思いますが、亡くなってから500年も語り継がれるということは、本当にすごい方なのだということを改めて実感しました。

日要上人は細島出身で、日蓮宗の本山「妙本寺」の第十一代座主となった偉人です。
今回、その偉業とともに知っていただきたいと感じた“本門寺”というお寺の話をご紹介します。

日要上人は勤皇家としても知られ、当時朝廷に謁見することが許された数少ない人物のひとりでもありました。
妙本寺には、日要上人が天皇から賜った論旨(手紙のようのもの)が今も残されており、千葉県の文化財に指定されています。
そこには“お手紙ありがとう、またご意見をどんどんください、私のことをいつも思ってくれてありがとう”といった内容が綴られており、「恐恐謹言」という言葉で結ばれています。これは目下の人から目上の人に“おそれながらつつしんで申し上げる”の意。
天皇はあまり使わない言葉が日要上人には使われているのです。
その綸旨の中で天皇は、“妙本寺の日要上人”に対して“本門寺の日要上人”と表現していますが、実は“本門寺”とは実在しないお寺。
かつて、日本に仏教が伝わった拠点として東大寺・大宰府・薬師寺がありましたが、古い開眼は役に立たないということで、桓武天皇の時代に比叡山延暦寺が正式な開眼として仏教の拠点になりました。
しかし、ここでも鎌倉時代になって分派統合が行われ、これではいけないと、すべての仏法・世界の宗教思想が和合して一つの大いなる聖地を目指そうと言って、その理想の聖地を「本門寺」と名付けました。
ですから、本門寺というお寺は、当時はもちろん未だもってできていません。

天皇が日要上人に対して“本門寺の日要上人”と表現したのは、もし本門寺ができたらそこの住職にふさわしいと考えていたことを意味しています。

今回、日要上人の五百遠忌に際して、宗教・宗派を超えた取組ができたということは因縁とも呼べることであり、また次なる五百年、新たな時代の幕開けを感じさせるものとなったような気がしました!




  


Posted by カワノ at 11:30Comments(0)日向岬・市街地周辺
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カワノ
はじめまして。管理人のカワノと申します。
日向の情報をおりまぜながら、不思議わくわくな話題や、ちょっといいなって思える日本の文化や神話に関する発見やトリビア、出会いなどを皆さんと共有していきたいと思っています。
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